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加齢黄斑変性の発症は認知障害と関連する(AJO 2002; 134:828-835)
加齢黄斑変性と老人性認知障害は、加齢とともに生じる神経変性疾患とみなして51歳以上の一見して健康な9286人を調査.
年齢・性・人種・学歴・高血圧・糖尿病・喫煙・飲酒といった諸要因を調整して統計的に検討すると、
加齢黄斑変性の発症と認知障害との間には弱い関連性(association)のあることが確認された.
ICG 補助内境界膜除去黄斑円孔手術 (BJO 2003; Jan)
40例41眼(3期または4期)の術後平均15か月の経過.円孔閉鎖率は初回手術 87.8%、視力は 58.5% で2段階以上の改善.
黄斑円孔手術での ICG による内境界膜染色は網膜を損傷する(AJO 2002; 134:836-841)
黄斑円孔(20人、20眼)の硝子体手術時に内境界膜を ICG (25mgを5mlに溶解、滲透圧 275 mOsm, pH 7.5)で染色して剥離.術後、視力の改善 がないばかりか、
7眼では視野障害(鼻側、上鼻側欠損)が発生した.剥離試料の電子顕微鏡検索では ICG 使用にかかわりなく
ミュラー細胞の形質膜と網膜要素が内境界膜の網膜側にこびり着いていた.
閉経後の加齢黄斑変性 (AJO 2002; 134:842-848)
作業仮説「エストロゲンは加齢黄斑変性の重症化を妨げる」.394人の女性患者(軽症193、重症201)を対象として、
閉経後にさまざまな目的によるエストロゲン使用の有無を調査.
エストロゲン使用の既往がある患者の変性は軽症であったから、
こうしたホルモンが重症化のリスクを軽減する可能性がある.
偽落屑症候群とビタミンC (AJO 2002; 134: 879-883)
偽落屑症候群(40例)の前房中 ascorbic acid を測定した症例対照実験.対照と比較して、濃度は減少していた.
加齢に伴って生じる偽落屑の成因には、フリーラジカルが関係することを間接的ながら思わせる成績.
原発開放隅角緑内障と原発閉塞隅角緑内障とで視野障害のパターンが異なる (AO 2002; 120: 1636-1643)
POAG, PACG とで上下の視野障害のパターンが重症度にかかわらず異なる.
トリアムシノロン硝子体注射後の眼圧 (BJO 2003: Jan)
71例75眼(重症滲出性加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫)で硝子体内に 25 mg 注射、
約半年経過観察.術前平均 15.43 mm Hg から術後平均 23.38 mm Hg と有意に上昇
(21 mm Hg 以上の高眼圧は39眼52%).眼圧上昇は約2か月後にみた.
全例で降圧薬点眼によって問題は解消した.
常染色体優性遺伝子性視神経萎縮の視神経所見 (BJO 2003; Jan)
この疾病で視神経乳頭の陥凹が起こると、正常眼圧緑内障と識別するのは困難であるとされている.
29例59眼を再検討した.
高輝度ヘッドライトは高齢者を悩ませる (BJO 2003; Jan)
車の運転には目と手足と頭とがうまく調和して働かねばならない.
夜間は視力が減退する一方、対向車のヘッドライトの眩しさによって見え方が落ちる.
ヘッドライトの輝度が増すとドライバーには安全性が増す.
しかし、輝度とともにグレアは上昇し、とくに2車線の曲がり道では対向車のドライバーにとってグレアが問題になる.
この問題は高齢ドライバーをことのほか悩ませるのであるが、それは若年ドライバーよりも眼内の散乱が増え、
グレアの感受性が増え、さらに眩しさから回復するのに時間がかかるからである.
ヘッドランプの輝度が高くなるのはいろいろな利点があるのであるが、特に高齢ドライバーの立場からみると、
ヘッドランプが道路をどう照明すべきか、どういった方向を照明すべきかといった問題は真剣に検討すべき問題である.
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