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弱視の長期予後(BJO)
幼年期に治療した24例(片眼性)の斜視弱視、不同視弱視の経過(平均10.4年、SD=1.9年).
弱視眼の視力:低下17%、不変50%、上昇33%;非弱視眼の視力:低下8%、不変38%、上昇54%(ただし0.2 logMAR以上変化した眼はない).
10年を経過すると非弱視眼の視力の向上が著しく、弱視眼の視力は原則として安定している.
酸素一酸化炭素混合ガス吸入の網膜血流への効果(BJO)
健康志願者(12人)のランダム化二重盲検試験、種々の割合の混合ガスを10分吸入、
Laser Doppler velocimeter、Zeiss retinal vessel analyserを用いて網膜の血流速度と血管径を測定.
純酸素、二酸化炭素との混合酸素を吸引すると網膜の血管は狭くなり、血流は顕著に減少する.
これは、血管内pHの変化によるものではなく、炭酸ガスによって代償することはできない.
初期緑内障視機能変化の特徴(BJO)
緑内障の初期に、特定の視覚系細胞が障害されやすいかどうかを心理物理的検査で検討.
Magnocellular pathway を抽出する為の刺激(0.5 c/deg, 16 Hz)に対する感度は低下するが、
parvocellular pathwayの感度低下もあって、両細胞系が損なわれている、という実験結果であった.
つまり、緑内障の初期にはmagnocellular pathwayの選択的障害があるという見解は追認できなかった.
視力とドライバーとの関係(BJO)
豪州での2594人(年齢平均62.5歳)の視力とドライブ経験を調査.視力0.5未満と0.5以上とで事故率に差異はない.
2.6%が視力0.5以上という免許基準を下回る視力で運転している.
3万キロ以上の運転歴をもつと、加齢とは無関係に事故率が増した.
ラタノプラストによる虹彩色調変化(BJO)
スペイン(マドリード)での調査.
43例の片目だけに長期にわたって点眼、経時的に写真撮影、左右眼の虹彩色調を盲検.
30(69.7%)が虹彩の色調に左右差(Iridial anisochromia)、15例は"granular"、
15 例は"Stromal pigmentation"の色調変化を来たした.従来の報告よりも高頻度であり、人種が関係するかもしれない.
有水晶体眼シリコンオイル硝子体内注入後白内障(Graefes)
水晶体上皮には、"Posterior fibrous pseudometaplasia"と名付ける事象が発生するが、
線維芽細胞が実際には関与するのではなく、後方に移動した水晶体上皮細胞がコラーゲンを産生することによる.
中年期外転神経麻痺の原因疾患(Graefes)
20-50歳では、全身病に合併する場合の最頻疾患は脳腫瘍、単独発症の場合の最頻疾患は多発性硬化症だった.
5-FU併用線維柱帯切除術の長期経過(Graefes)
術後1年目で眼圧調整に成功した87症例の平均8年間(平均)の経過を追跡.
眼圧が依然として21 mmHg だったのは5年後で61%、10年後で44%、14年後で41%であった.
デキサメサゾン点眼の薬剤眼内移行(Ophthalmology)
硝子体手術前に薬剤を計画的に頻回点眼(20人)、術開始時に前房水、硝子体、末梢血を採取、薬剤濃度を測定.
従来調査による結膜下・テノン嚢下・内服による眼内移行と異なって、点眼によっては硝子体へはほとんど移行しないし、
前房への移行も結膜下注射よりもはるかに低いことが明らかになった.
インドのロービジョン人口(Ophthalmology)
各種年齢の1万人以上を詳しく検査.
ロービジョンの頻度は1.05%(95%CI=0.82 1.28%).
原因疾患の局在は網膜(35.2%)・弱視(25.7%)・視神経(14.3%)・緑内障(11.4%)・角膜(8.6%)の順番に大きかった.
加齢と低所得に依存して頻度が増した.
この資料から推定すると、2000年現在のインド人口を10億1千万とすると、百万6千人がロービジョンを患っているとみられる.
副腎皮質ステロイド薬と中心性網膜炎(Ophthalmology)
Prospective case-control studyによれば、中心性網膜炎と副腎皮質ステロイド薬使用病歴とは有意の相関を示した.
副腎皮質ステロイド薬を使用する場合には中心性網膜炎発症のリスクが高まることに留意すべきである.
Perfluoro-n-octan 使用による網膜巨大裂孔治療の検討(Ophthalmology)
212例の前向き検討.視力0.1以上は術前27%・術後半年で47%だった.
30%が再剥離を来たして再手術、半年後の合併症は角膜浮腫(4%)・高眼圧(3%)・低眼圧(9%)であった.
有水晶体72眼の85%が白内障を併発した.
網膜剥離再発因子には女性・若年・術前PVR・硝子体手術既往歴・強膜バックル(ー)などがあった.
網膜剥離復位1年以上経過後の再剥離(Ophthalmology)
網膜剥離が完全に復位してから1年以上と長い時間を経てから起こってくる再剥離には、硝子体の基底部が重要因子であり、
併発したPVRはたぶん原因ではなくて続発したものであろう.
線維柱帯切除術における5-fluorouracilとMitomycin Cの比較(AJO)
103例の緑内障患者を用いたProspective double-masked randomized clinical trialによれば、
術中の5-FU局所使用の眼圧下降効果はMMCと遜色はない.
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